猫草と慢性腎不全について考えてみる

主はある日ふと疑問に思った。

”猫草って腎不全を患ってる猫にどうなんだ?”

と。

掛かりつけの動物病院のお医者さまに聞いた分には、

「問題ない」

との回答をいただいてたんだけど、ネットで情報収集すると出てくる結果は、

・食べさせてもいいが推奨できるものではない
・あげない方がいい
・ごくたま~になら大丈夫

なんてツレない言葉ばかり。
ツレないなんて言い回しはよろしくないかもしれないが、うちのよっしーさんは
なんと言っても猫草が大好きだ。
猫草が生えてるのを一目見たらor匂いを感じたら、にゃーにゃーずっとうるさい。
必死に「猫草あるんでしょう?」な目と鳴き声で訴えてくる。

そんなわけでいろいろ心配になってきたので猫草がOKかどうか個人的な考察も含め
まとめてみることにしました。


※個人的な考察です

猫草(エン麦)に含まれる栄養素で腎不全に関係するものをwikipediaから抜粋
・カロリー 380kcal
・タンパク質 13.7g
・ナトリウム 3mg
・リン 370mg
・食物繊維 6.2g
上記栄養素全て100g辺りの数値。
100gの猫草を一気に食うなんてあり得ないので、うちの鉢植え猫草事情に合わせて計算。
ちょうど良い猫草画像がなく、今現在も猫草を切らしているので昔の画像から、

画像左下に暗めの赤マーカーを引いたところをブッチとむしって計ってみる。

草20本ぐらいで1gでした。
いつも使う猫草鉢にこれが16スペースと考えると、おおよその計算で16gぐらい。

画像は成長途中の猫草ですが、この鉢植えにモッサリ生えると16gぐらいですかね。
そこからよっしーがいつも食べる猫草の量は長くても半分、おおそよ8gと仮定。
グラムが決まった所で先ほどの栄養素を8gで考えると、
・カロリー 30.4kcal
・タンパク質 1.1g
・ナトリウム 0.24mg=0.00024g
・リン 29.6mg=0.0296g
・食物繊維 0.5g
1回の猫草鉢で摂取する栄養素はこのぐらい。
日を何日もまたいで食べるのでこの数値ではないので正確には違うけど今回は目をつむる。
比較対象として今回はロイヤルカナン腎臓サポートドライから、8gの栄養素を出します。
・カロリー 31.4kcal
・タンパク質 1.9g
・ナトリウム 30mg=0.03g
・リン 24.8mg=0.0248g
・食物繊維 0.9g
となります。見にくいので猫草と腎臓サポの数値を表にします。

栄養素 猫草(8g) 腎臓サポート(8g)
カロリー 30.4kcal 31.4kcal
タンパク質 1.1g 1.9g
ナトリウム 0.24mg 30mg
リン 29.6mg 25mg
食物繊維 6.2g 0.9g

比較してみてビックリ、猫草の方がリンが多い!
その差4.6mgですがこれを高いと見るか低いと見るか・・・。
塵も積もれば山となるなんて言いますけど、リンが多いと腎臓病悪化の速度が上がってしまうしな・・・。


以上、無い頭でざっと考えた猫草の栄養素についてのことを書いてみました。
猫草の計り方や栄養計算は間違ってる可能性あるので、
主の考えは信用しないでおいた方が良いかと思われます、。
あくまで個人の備忘録的な考えなので・・・。
参考程度にこんな計算してましたよ、と思っていただければ。

動物病院のお医者さんが猫草を進めない理由のひとつに、
胃を刺激して吐き気を催す
と言った作用があるのが理由のひとつかと思います。
腎不全猫はただでさえ食欲が生死に関わるのに、吐くなんてしてたら療法どころじゃないですからね。

幸いうちのよっしーは毛玉を吐くといったことがなく、
猫草は嗜好品な扱いなようで、今までに猫草を食べて吐いたことはありません。
野菜でも食べてる感じなのかなぁ、と主は勝手に思っているんですが。

当初の疑問である
”腎不全を患ってる猫に猫草はどうか”
という疑問ですが本日まとめたことから考えると、

食べさせてもいいが推奨できるものではない
・ごくたま~になら大丈夫

などがしっくり来るかなと。
猫が嗜好品として楽しみ、適度な量なら与えてもいいのかなと思いました。
よっしーさんに猫草をあげる頻度はちょっと考えることにします。

※抜いた猫草はスタッフがおいしくいただきました。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク
スポンサーリンク